2003年に監修しました
「透明樹脂・レジンでつくる
アクセサリー&雑貨」の中で
サンプル作品を提供してくださった
作家さんが作品に使った
「しずく付きワイヤー」に
当時、多くの問い合わせがきました。
しかしメーカーではすでに
製造中止になっていたので
「こうすると自分で作れますよ」と
お教えするために作ったページです。
そう言いますと
「なぁ〜んだ、私そういうの
使わないから関係ないし」
とお思いになるかもしれませんね。
でも私がお伝えしたいのは
「エポキシレジンは最強の接着剤」
ということなのですよ。
レジンでアクセサリー作りをされた方は
レジンとパーツの接着で
悩んだご経験のある方が多いのでは?
ピアス、ミール皿、ヒートン、カツラ
どんな接着剤でつけますか?
これが最強! 絶対に取れない!
という接着剤はありましたか?
ないはずです。
ですから私はエポキシレジンを
接着剤としても使うのです。
エポキシレジンは、合成樹脂の中でも
組織の結合力がとても強固なのです。
つまり最強の接着剤なのですよ。
それでは簡単にご説明しましょう。
好みのワイヤーやテグスなどに
ビーズを通します。
ワイヤーの両端をテープで止めて
好きな間隔にビーズを並べます。
ビーズの片方の穴に
エポキシレジン を付けます。
両方にレジンを付けますと
ビーズの穴の中に
空気が残ってしまいますから
必ず片方だけにレジンを付けます。
そうしますと毛細管現象で
レジンが穴に入っていきます。
1回で完全にレジンが入らない場合は
何回かに分けてレジンを付けて
穴が完全に埋まるようにします。
あとは硬化を待つだけ。
エポキシレジンで接着する
利点はもうひとつあります。
たとえばピンバイスやルーターで
レジンに穴をあけたとします。
そうしますとその穴の表面は
白濁していますね。
それは美しくないです。
作品の美観を損ねますね。
でもエポキシレジンを使えば
白濁した表面をクリアーにして
しかも強力に接着してくれるのです。
アクセサリー用の接着剤には
2液性エポキシ系接着剤という
商品があります。
でもあれはダメです。
接着力はエポキシレジンとは
くらべものになりませんし
べたつくことも多いです。
瞬間接着剤系はもってのほか。
エポキシレジンで接着しますと
硬化に数日がかかります。
でも、「取れちゃわないかな…」と
不安な気持ちで作品を
お客様に手渡すより
時間をかければ確実であれば
その方があなたにとっても
お客様にとってもいいでしょ?
趣味の物作りでも同じことですよ。
時間をかければ確実であれば
時間をかければいいのです。
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