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これはデザイン画を描いているところですね。 ちなみに壁掛け時計です。 鉛筆は20年以上前に、駄菓子屋の片隅にデッドストックとなっていた、ジャンボジェット機柄の鉛筆です。 タダ同然で売ってくれるだろうと思ったら、店のおばちゃんに色あせたシールの値段をしっかり取られた記憶があります。 デザインにはなんの関係もありませんが。 頭の中にある線を、2次元の紙に写し取る作業です。 むずかしいですねぇ。 とてもむずかしいです。 この段階では詳細までデザインを決めません。 決められないと言う方が正しいかな。 頭の中にある線を、完全に絵にすることなんてできませんよ、私には。 もちろんサイズも 「だいたいこんなくらいだろう」 程度です。 しかも私は原形を作るのが苦手です。 だから作りながら形を求めていくのですね。 |
この時計はいくつかのパーツを組み合わせることで完成します。 最初に作るのは本体となる部分ですね。 さてこの本体をどのように作っていくか? それで2ヶ月ほど悩んでしまいました。 その結果、木材で芯を作るというオーソドックスな方法にしました。 部分的に薄かったり細かったりするので、石粉粘土だけでは折れてしまうおそれがあり、補強する必要があったのですね。 今回は加工がしやすい桐を使用しました。 だいたいこんなもんだろうって感じで、板にコンパスと定規で線を描き、ノコギリやベニヤ用カッターナイフ、コンパスカッターで切り出し、表面にエポキシレジンを塗ってしみこませ、さらに補強しました。 |
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硬化するまで数日待ち、その表面に←こんな生地、白状しますとホームセンターの園芸コーナーにあった、木の幹に巻く
「巻き布」 ですが、これを木の表面に接着剤で貼り付け、その上からやわらかく練った石粉粘土を塗りこんで固め、さらに肉盛りして原形を作っていこうと考えたのです。 布をつけるのは、木と石粉粘土を定着させるためですね。 が、この時点で気がつきました。 エポキシを塗ったときに貼り付ければよかったんだ、と・・・。 まったく抜けてるなぁ〜と思ったもんですが、いつものことですからあまり気にしません。 しかし貼らなくてよかったんですな。 貼ってしまうと部分的に厚くなりすぎて、あとあと原形を削る段階で、下地のこの生地が出てきてしまうかもしれないので、別の方法で切り出した木に、石粉粘土を貼り付けていくことにしました。 その方法とは? 乞うご期待! といっても、あまり期待されてしょっちゅうのぞきに来られても、あまり進展していないと思いますが。 |
まぁ、いつ完成するかわかりませんから、長い目で見てやってください。 今回ご覧いただいて、私が特別に高度な技術の持ち主でないことがおわかりいただけたでしょ? こんなんでも20年間やってこられたんですから、みなさん自信がついたと思います。 なんてすばらしいプロからの励ましだろう!(あきれ気味) |