Vol,6

〜初めてお読みになる方へ〜
このページではこれから発売を予定しています、新作の製作過程を公開していきます。 ご覧になるにあたり、私からひとつルールを設けさせていただきます。 それは 「ヘタだなぁ〜」 と言わないこと。 心の中で言うのはOK。 100歩譲って私に聞こえないところで言うのもOKとしましょう。 でもメールで 「ヘタですね」 と言ってこないでくださいね。 当人不器用なことは十分に承知していますので。 だからタイトルが 「どがちゃが」 なのですから。 よろしくお願いしますよ (^^;)  

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ラッカーで表面を固めるとともに
でこぼこをわかりやすくしたら
全体にパテを塗っていきます。
ジグザグに見ていってくださいね。→





本体と羽根を取り付ける接合部を作ります。
ここはかなり頑丈に接合させる必要がありますので
このままのデザインでは不十分です。





接合部の線の流れも重要な要素となりますので
本体から羽根へと線がきれいに流れるように
本体に粘土で形を作ります。





接合部は一箇所では弱いですから
羽根の中間あたりにもう一箇所作ります。





接合部に足をつけることで、全体の流れもよくなりました。
もちろんこれは最初からの計算です。





さて今度は裏側のパーツ作りです。
裏側は見えないからといって手を抜くわけには行きません。
このパーツはデザインのためだけでなく
重い本体を支えるためにとても重要となります。










 私は車の補修用のパテを使っています。
大きくへこんだところには、厚付け用のパテを
2ミリ以内のへこみには薄付け用パテを塗ります。





まず羽根の足を差し込む穴を作ります。
この穴は樹脂で成型したあとで
さらにドリルで1センチほど深くして
足が差し込めるようにします。





こんな感じで取り付けるわけですが
実際には足の部分がもっと深く差し込まれますから
羽根はこの画像よりも1センチほど
本体に近くなり、角度もゆるやかになります。





このように二箇所で接合させます。
先ほどご説明しましたように、羽根の角度は
もう少しゆるやかになります。





羽根に飾り羽根をつけます。
ちょっと見づらい画像ですみませんが
飾り羽根をつけることで、前方に抜けようとする
線の流れを作り、後方に抜けようとする
羽根の流れを強調するわけですね。





こんなふうに取り付けるわけですが
イルカの背びれのような部分から、太さ5ミリ以上の
真鍮のワイヤーを本体まで差込み
本体の重みでワイヤーが曲がらないようにします。

しかし現在ここで行き詰っておりますです。
これだけでは重い本体を支えることはむずかしいと思われますので
なんらかの補強をしなければいけないのですが、その方法を思いつきません。
ということで、考えている間なにもしないのは無駄ですから
もうひとつの新作 「ブロッククロック 3」 の製作にも取り掛かっています。
ブロッククロックの方が先に出来上がると思いますので
そちらの方もお楽しみ!



はじめてこのコーナーをご覧になった方。 ご覧いただいて、私が特別に高度な技術の持ち主でないことがおわかりいただけたでしょ? こんなんでも20年間やってこられたんですから、みなさん自信がついたと思います。 なんてすばらしいプロからの励ましだろう!(あきれ気味)