Vol,4




さぁ、もう少し石粉粘土で全体を厚く、大きく
盛り上げていきましょう。
今回は画像が多いですので
ジグザグに見ていってくださいね。→




ムーブメントを取り付ける穴ですね。
ムーブメントを取り付けるネジパーツを取り除きますと
ぴったりの大きさの穴を作ることができます。
裏まで貫通していませんでしたね。
でもそんなことは気にしません。





ほら、簡単に丸く切れたでしょ?





やはり目安が必要となりますので
マーカーで円を描きます。





乾燥させたら裏から削っていきます。
どの程度滑らかにしたらいいのか
この時点ではまだよくわかりません。




ざっと削っただけですから、ご覧のとおり
まだ表面はでこぼこしています。
しかしこの程度削れば、だいたい完成の
デザインが見えてきます。




で、おもむろに大きなカッターナイフで削りだすわけです。
「削るくらいなら、最初からそんなに石粉粘土を
ぺたぺた盛り上げなくてもよかったんじゃない?」
そう思われるかもしれませんが
これが私の原形の作り方なのです。












 こちらは文字盤部分になる、板状に石粉粘土を
固めたものですね。
文字盤の大きさの目安とするため
マーカーで円を描きます。





描いた円形にカットします。
この場合ハサミの方が早いですね。
バリバリバリって感じで切っていきます。





器を作るようにまわりを盛り上げていきます。





こうしますとまわりを盛り上げる際に
丸い形にしやすいですね。





本体部分が乾燥しました。
最初にざっと表面を滑らかに削ってみます。
最初から形を削り出せるほどの才能はありません。
この時点ではあくまでも全体のバランスを
確かめるためですね。





羽根となるパーツを当ててみて、バランスを見ます。
ところどころで「線の流れ」と、「線の流れの密度」の
バランスが悪いのがわかります。
デザインの線の流れがきれいに流れず停滞している部分
線にふくらみが感じられない部分があります。
そうした流れのよくない部分を削ったり
また粘土をたしたりして、線がきれいに流れるデザインに
少しずつ修正していきます。




子どもの頃、発泡スチロールや木材を削って
マスコットなどを作って遊んだのですが
その時の作り方と同じなのです。
粘土を肉盛りする時にきれいに形作れたら
もっと早く原形を完成させられるのですが
残念ながら私にはそうした創作方法はできませんし
かたまりの中から求める形を削り出す方が
私には合っているのですね。
こうしてカッターナイフややすりなどで
ガジガジと削りだす作業が好きなのです。