表紙



今回の本にご協力いただく作家さんを、担当編集者に
選定していただくに際して私からお願いしたことは
「オリジナリティーの高い人」 「今一般的となっているレジン作品とは
作風が違う人」 「仕上げがきれいな人」 ということ。
その結果、ここに掲載します5名の方にご協力をお願いしました。

最初にお断りさせていただきますが、これはあくまでもテキスト本ですから
各作家さんには、「シンプルであること」 「アーティスティックになりすぎないこと」
「むずかしすぎるテクニックは控えること」 ということにご配慮いただき
レジンに封入する素材やパーツ、デザインに関しましても
私の方から 「こういうものはやめてください」 といったように
こまかく要望を出させていただきました。

また、本に掲載された時の写真映りを考慮して
こちらから色や色の組み合わせ、パーツの組み合わせについて
お願いしたり指定したりして、そうした制約の中で作品を作っていただきました。
ですから掲載されています作品は、その作家さんの通常の作風とは
少し違っている場合もありますし、テクニックの面でも
簡略化されている場合もありますことを
ご了解くださいますようお願いいたします。



デザイン SUPERPOP☆COLLECTIVE 8



SUPERPOP☆COLLECTIVE 8さんの作品は、とてもシンプルなのですが、そのシンプルな中に光るセンスのよさがうかがえます。 使われているテクニックは決して高度なものではないのですが、それでもここまでいろんなタイプの作品を作ってしまうことには驚きますね。
実はシンプルに仕上げるというのは案外むずかしいもので、ついゴテゴテとよけいな物を付け加えてしまいがちですよね。 こんなふうにさらっとシンプルに作品が作れる人がうらやましいですよ。




デザイン みどり堂



みどり堂さんの作品を初めて手に取って見た時、思わず 「おおーー」 と声が出て、顔がほころんでしまいました。 まずパッと見てとてもかわいい。 そして一つ一つの作業工程、そして仕上げがとてもとても丁寧。 この方は物を作ることが本当にお好きなんだなぁと感じました。
テクニックで作られているのではなく、丁寧な作業と根気が、作品の奥行きの深さと、品格となって表れている作品です。 イベントで見かけたら、私なら100%買いますね。 とにかくかわいくてきれい。




デザイン マンボウ ★ no,5



「レジンの多様性と応用範囲の広さ」 をお伝えしたいこの本に、うってつけといいますか、私自身 「レジンでこんな作品も作れるんですね!」 と、本当に感激してしまいました。 どうやって作っているかは本をお読みください。
私は作業の様子を撮影の時に拝見しましたが、私には無理! この繊細な作業はとうていマネができません。
こうした独自のテクニックを快く公開してくださったことに、私と担当編集者は心から感謝しております。 とても素晴らしい作品です。




デザイン シフォン樹里



シフォン樹里さんはアメージングの常連さんで、何年か前に作品を拝見してひとめ惚れしてしまいました。 カラフルでポップで見るからに楽しそう。 で、おいしそう。 色使いと全体のコーディネイトが実にすばらしい。
それだけでなく、一つ一つの作品をよく見てみますと、もうとても丁寧に、時間をかけて作られていることがわかりますね。
担当編集者から作家さんの選定についてお話があった時に、私は真っ先にシフォン樹里さんを推薦しました。 こうして掲載されて私もうれしいです。




デザイン シヅクヤ



この本ではすこし高度なテクニックもご紹介しますから、作家さんにもある程度技術を持った方にご参加いただく必要があり、何名か候補に挙がりましたが、こう申しては失礼ですが、どなたもそれぞれに欠けている部分がおありで、ご参加いただくに当たってはその欠けているテクニックを身に付けていただく必要がありました。
そこで私は続編の制作には触れずに、それぞれの方にスキルアップを投げかけてみて、対応してくださってテクニックを身につけて下さった方にお願いをしようと考えました。 その結果、担当編集者と最終的に相談をして、前作に引き続きシヅクヤさんにご協力をしていただくことにしました。
私と担当編集者の無茶な要望に、本当によく応えてくださいました。 ぜひご覧いただきたい作品たちです。




サンプル作品の制作レシピページ










各LessonのあとにQ&Aを掲載しました。
これまでネットで回答してきたよくあるご質問をまとめました。





撮影風景



staff
デザイン いわながさとこさん
スタイリング 真壁いずみさん
撮影 わだりかさん(mobiile