Yahoo!やGoogleなどの検索サイトからおいでくださいました方へ このページは過去に読み込まれたキャッシュです。 最新版のページはこちらをご覧くださいね! 2001年からネットでレジン創作についてフリーで公開してきたアメージングには あなたの知りたいレジン創作に関するすべての答えがあります。 レジンの種類、レジンの特性、扱い方、作品の作り方、着色の仕方、仕上げ方、研磨 シリコン型の取り方、両面型の取り方、成型方法などなど! ぜひ遊びに来てくださいね! アメージングは、「レジン・透明樹脂で作るアクセサリー」 「アクセサリー作りのための レジンの教科書」 (河出書房新社刊) を監修しました レジン造形作家 熊崎堅一が運営するサイトです。 アメージングはこちらから |
離型剤と剥離剤の違い 「離型剤」と「剥離剤」は、言葉の意味がどちらも「取りはずす」ということですから、その言葉から受けるイメージが似ているため、混同されやすいのですが、このふたつはそれぞれまったく違う用途に使います。 「シリコン離型剤」は、レジンを成型する時にシリコン型に吹き付けて、型離れをよくし、型を劣化から守るために使います。「シリコン剥離剤」は下の画像のように、立体物の型を取る際に、シリコンと油粘土、あるいはシリコン同士がくっつかないように、油粘土やシリコンに塗るものです。 「剥離剤」はなかなか手に入らないものですから、これをお使いになる方は少ないと思います。 たいていは「離型剤」を「剥離剤」ように使っているケースですね。 つまり型を取る時に、シリコン同士がくっつかないように、「離型剤」を吹き付けて取れなくなった、という失敗が多いようです。 離型剤の中身は液体シリコンですから、当然くっついてしまうのですよ。 あるいは型を取る時に原形に吹き付けてしまうケースですね。 この場合あまり吹き付け過ぎますと、原形の表面で離型剤が水滴状になり、それが型に凹みを作ってしまいます。 ほかのサイトさんや本などでそう説明していることがありますが、これは間違いです。 原形には絶対に離型剤を吹き付けないでくださいね。 そのために原形にラッカーを塗ったり吹き付けたりして、原形をコーティングし、シリコンが食いつかないようにするわけですから。 |
離型剤の使い方 離型剤はスプレー式で、先ほど書きましたようにシリコン型に吹き付けます。 離型剤を吹き付けるときのご注意としまして、吹き付けたあと必ずティッシュペーパーや綿棒で、型の表面の余分な液体シリコンを拭き取ってください。 そのままレジンを流し入れますと、成型品に水滴状の凹みができることがありますす。 拭き取ったあとガムテープなどで表面に付着したほこりやゴミを取り除き、それからレジンを流し入れますと、きれいな成型品を作ることができます。 離型剤を吹き付けても、レジンを成型しますと徐々に型の表面が劣化していきます。 これはもうどうしようもないことです。 きれいに成型できるのは、原形の形やその仕上げの良し悪しもありますが、離型剤を使った場合でだいたい20〜30個、使わない場合は10〜20個程度でしょうか。 シリコンは無害ですが、吹き付けはできれば野外で行ってくださいね。 室内で使いますと、床やカーペットがべたついてしまうことがあります。 離型剤にもいろいろと種類があり、値段もまちまちですが、レジン成型用であればそれほどの差はないようです。 ただしホームセンターなどで300円程度で売っていますシリコンスプレーは、レジンの離型用には不向きですのでご注意ください。 また離型剤は必ずスプレーの物を使わなければいけないということはなく、硬化剤を混ぜていないシリコンを、ティッシュペーパーや綿棒などで塗って代用することもできますし、食用油で代用することもできます。 どちらの場合でもべったりとたくさん塗りつけるのではなく、ついているかついていないかわからない程度に、ごく薄く塗ってください。 あまりたくさん塗りますと、成型品の表面にべとつきが残ることがあります。 (ここでのご説明は当サイトで扱っています信越シリコーンと離型剤でのことですので、他社製品に関しましてはあてはまらないこともあります。 また、シリコン型の出来のよしあしや、シリコンの品質によりましては、離型剤を吹き付けてもくっついてしまうことがあります) |
剥離剤の使い方 シリコン剥離剤は、図のように立体物の型を取る時に使います。 ただし剥離剤をわざわざお求めにならなくても、ラッカーで代用することができます。 ラッカーで代用する場合は、水溶性の物は避けてください。 一度塗りですと、塗りむらがあったり塗り残しがあったりして、ふたつの型がくっついてしまうことがありますから、できれば2度塗りしてください。 |
||
上半分の型を取る時 下半分の型を取る時 |