|
ポリウレタンレジンでバラを作る方法をご紹介しましょう。 手間はかかりますが、とても丈夫なバラを作ることができます。 このバラの作り方は、コスプレーヤーのための雑誌 「COSMODE 2010年1月号」で紹介されました。 もっと簡単に樹脂粘土でバラを作る方法もご紹介しています!
残念ながらこのバラは、エポキシレジンでは作ることができません。 できますが、エポキシで成型したものは、気温40度程度で やわらかくなってしまいますから、花びらの形が元に戻ってしまうのです。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
よく練った粘土を丸く平らにのばします。 できるだけ薄く。 |
のばした粘土を竹串に巻きつけて、花びらの芯を作ります。 |
芯はつぶしてしまわないで、くるっとカールするような感じに巻きます。 同じようにのばした粘土、つまり花びらを巻きつけます。 まきつけた粘土は、取れないように下の部分を芯にくっつけます。 |
芯に近い花びらはピンと巻きつけますが、外側に行くにしたがって、花びらは広がっていきますから、花びらの先を指で外側に広げます。 |
花びらがほどけて開いていく感じを出します。 |
狭いところは竹串で形をつけます。 花びらが重なっているところは、芯の方に押し付けて、花びらの先の方は開いていて、根元の方は引き締まっているようにしますと、メリハリが利いてバラらしくなります。 ちょっとわかりづらいかな。 |
外側の花びらは広がるだけでなく、なんとなく丸まったり、やぶれそうになっていきますから、指で花びらの先を丸くしたり、へこませたり、ちょっと折り曲げたりします。 |
なんといいますか、外側の花びらは中心の花びらを包むように形付けていくと、バラらしい花びらの風情を出すことができます。。 |
竹串を使ってへこみを付けますと、花びらが裂けたように見えて、よりバラらしくなります。 |
外側に行くにしたがって花びらは傷んでいきますから、わざとちぎって傷んだ感じを出すのもいいですよ。 |
花びらが増えてきたら、全体のバランスを整えます。 芯の方はしっかりと巻いていて、外側に行くにしたがって花びらがフワッと広がっている感じにします。。 |
花びらに丸みやへこみ、折れ、裂けた傷を付けることで、なんとなくバラらしい風情となります。 この花びらの表情が出せるかどうかで、完成した時にバラに見えるか、単純な絵のような単なる花になるかが決まります。 |
粘土でバラを作るときのコツは、いかに花びらの枚数を少なくして、しかもバラらしくデフォルメするか、です。 本当のバラのようにたくさんの花びらを付けますと、かえってバラに見えなくなります。 |
花びらをつけ終わったら、ガクの部分をしっかりとくっつけて、花びらがはがれないようにします。 |
しっかりと花びらを付けたら、カッターナイフで不要な部分を切り取ります。 ガクを付けたい人は緑色の粘土で付けてくださいね。 今回はめんどうなのでなし(^^;) |
こんな感じでいかが? これはオーブンで焼くタイプの粘土なので、90度くらいで20分ほど加熱して固めます。 粘土は弾力があるので、形付けても少し形が戻ってしまいますから、焼く前にもう一度花びらの形を整えましょうね。 |
バラを上手に作るには、まず本物のバラを買ってきてよく観察すること。 そして花びらの付き方や開き方をよく見ること。 そして粘土で作る際には、中心部分の花びらはリンとして強く、外側の花びらはやわらかく、か弱く、そして優雅に形を付けます。 あとは上から見て三角形を作るように花びらを付けていくと、バラらしい姿になります。 花びらの付け方や花の形、全体のデフォルメの仕方は、マンガのバラの花を参考にするといいですよ。 最初からうまくはできませんが、10個、20個と作っているうちにだんだんコツがわかってくると思いますよ。 楽しみながら作ってみてくださいね! |