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バラをワイングラスに閉じ込めた
グラスフラワー
 alt=



両面型による立体成型で作ったミラー
レジンを着色して作った鏡



シンプルだけど複雑な立体成型
レジンにマーブル模様を着色して作ったフォトフレーム



ゼリービーンズを閉じ込めた時計
ツヤ消し仕上げ
レジンにゼリービーンズを固めた置時計



クリアー仕上げ
レジンにゼリービーンズを封入した置時計



ゼリービーンズシリーズは
20数年前の私の出世作
レジンにゼリービーンズを固めた鏡"



タマゴも巣も両面型による立体成型
形は違っても作り方はだいたい同じ
それがエポキシレジンの
おもしろいところ
レジンで作った鳥の巣と卵のアクセサリーケース



売れないのを承知で
数か月がかりで作ってしまった
ドレッサー
エポキシレジンと
ポリウレタンレジン製
レジンとポリウレタンレジンで作ったドレッサー



「自由に並べて飾ってほしい」
という想いから作った
ディスプレイタイプの時計
ブロッククロックの3代目
シンプルだけどとても
成型がむずかしかった
レジンで作ったブロック型の置時計




成型したレジンをカットして
カット面の美しさを生かしてみた
レジンをカットして作ったアクセサリー


レジンにハイドランジアのドライフラワーを固めてカットし仕上げたアクセサリー


研磨してもツヤが出ない理由は
サンドペーパーであることに気づき
自作した切削ナイフ
レジンを切削している作業の画像




レジンの基本についてお教えするためのタイトル画像


レジンとは何?
レジン液の種類、2液性エポキシレジンとUVレジンの違い
特徴と使い分け方、品質、安全性(危険なの?)
レジンで作れる作品の紹介、作品制作のコツを
レジン歴35年のプロ作家が
初心者さんにもわかりやすく説明します




サイト運営者レジン作家熊﨑堅一がワークショップでレクチャーをしている画像
サイト運営者レジン作家熊﨑堅一の略歴を説明している画像
サイト運営者レジン作家熊﨑堅一が監修した4冊のレジンのテキスト本の表紙画像








『レジンとは何?』
『レジン液にはどんな種類があるの?』
『UVレジンとエポキシレジンの違いは?』
『レジン液と樹脂は違うものなの?』
『どうやって固めるの? 扱い方は?』
『レジン作品の作り方は?』
『作るのにどんな材料が必要なの?』
『シリコン型は自分で作れるの?』
『レジンは危険!って聞いたけど、安全性や毒性は?』
『レジンアレルギーは大丈夫なの?』
『扱う時に気を付けなければいけないことは?』

そんなみなさんの疑問に
お答えするページです。
ご質問や疑問がありましたら
↖お気軽にお問い合わせくださいね。


レジンに小さな花を固めて作ったレジン作品の画像


レジンの種類と品質についてご説明するタイトル画像


まず「レジン (resin)」というのは
英語で「樹脂」のことを言います。
ここでは「合成樹脂」をことですね。

市販されていますレジンには
とてもたくさんの商品がありますね。
今、レジンに興味をお持ちの方のほとんどは
水のように透き通った透明なレジンについて
知りたいのだと思います。


レジンとドライフラワーで
レジングラスフラワーを作って
生花を飾る新しい創作スタイル

レジンをカラフルに着色してドライフラワーをスリムなグラスにパフェのように固めた作品画像



透明なレジンには
「UVレジン」
「エポキシレジン」があります。
最近は「レジン」で検索しますと
UVレジンのページばかりでてくるので
「レジン=UVレジン」とお思いの方が
多くなっているのがとても残念です。

また、透明なゴム状に固まる素材の中に
花を固める創作を見ますが
あれは
「透明シリコン」で、
素材としては昔からよく知っていますが
私の専門外ですのでよくわかりません。

透明シリコンとはこんな素材です >>>



それでは、それぞれの性質について簡単にご説明しましょう。


UVレジンタイトル画像

UVレジンは1液タイプのレジンです。
このレジンはもともとは創作材料ではなく
接着や塗装の硬化促進用に使われたものですから
創作に使われ始めた頃は品質は
あまりいいとは言えませんでしたが
最近はかなり品質が良くなっていて
UVライト(紫外線照射灯)を当てるだけで
5分ほどで固まる手軽さが人気となっています。
100円ショップでも売られるようになりましたしね。

扱い方も簡単で、UVレジンとUVライトの取扱説明書を読めば
だれでもすぐに作ることができます。


UVレジンはその性質上、紫外線が届かないと固まらないため
厚く固めることができないので
作れるものはアクセサリーやスマホケースなどの
小さい作品、薄い作品に限定されます。



2液タイプのレジン液エポキシレジンタイトル画像

エポキシレジンは「2液混合タイプ」と言って
「主剤」と「硬化剤」を混ぜ合わせることで
化学反応が起こり固まる素材です。
主剤・硬化剤という名称を使っていない商品もあります。


たくさんの2液混合タイプ透明レジンが売られていますが
『商品名=素材名』ではありません。
中身はどれもエポキシレジンです。
違いは品質がいいか悪いか、ですね。
原材料の良しあしや、成分の配合比率によって
エポキシレジンの品質が変わります。


品質のよくないエポキシレジンの特徴

◆混ぜ合わせた時にできた気泡が抜けない◆

◆固まる時に小さい気泡が勝手に発生する◆

◆20~30グラム程度の少量を混ぜ合わせても発熱する◆

◆固まったあとに表面がべたつく◆

◆硬化不良(きちんと固まらない状態)を起こしやすい◆

◆数ヶ月で黄色っぽく変色する◆


最近、youtubeの海外のレジン作家の動画の影響で
ヒートガンで気泡を消す、ということが広まっていますが
それはレジンの品質が悪いためで
良質なレジンなら気泡は自然に抜けますし
硬化時に細かい気泡が発生することもありませんので
ヒートガンやエンボスヒーターは必要ないのです。
それにレジンは可燃物ですから火気厳禁です。




レジンの品質の良し悪しは、だいたい値段と一致していますから
安い商品は避けた方が無難です。

品質のいいエポキシレジンは、透明度が高く、質感や手ざわりもよく
適度な重みがあり高級感を感じます。
また、とても硬いので、研磨しますと美しいツヤが出ます。



バラのドライフラワーをエポキシレジンに封入して
研磨で鏡面に仕上げたレジンフラワー作品

レジンにバラのドライフラワーを固めて研磨でツヤを出した作品の画像



UVレジンとエポキシレジンの使い分け方

薄いもの、小さいものを固めるだけの、簡単な創作ならUVレジンを
厚みのある立体的なデザインや、造型、アート作品
レジンの中にほかの素材を封入する作品
オルゴナイトなどはエポキシレジンを使用します。


同じ透明レジンでも、UVレジンとエポキシレジンは全くの別物です。
もしあなたが、これからレジンで
さまざまな作品作りをお楽しみになりたいのでしたら
最初からエポキシレジンをお選びになることをおススメしますよ。
「UVレジンから始めて、慣れたらエポキシレジンに」
とお考えになる方がいらっしゃいますが
UVレジンから入りますと「計量する」「混ぜ合わせる」という
単純な作業でさえ「難しそう」「めんどくさい」と感じてしまって
結局エポキシレジンへ進めない方がとても多いです。
UVレジンにくらべますと、エポキシレジンの方が
応用範囲が広いですから、より高いレベルの創作ができますよ。


レジンで作ったいろいろなタイプの作品がたくさん並んでいる画像

レジンに花を固めて作品を作るための制作セットをご紹介するページへのリンクボタン画像



エポキシレジンの扱い方

エポキシレジンは鮮度が重要で、密閉状態でも
硬化剤は徐々に劣化していきます。
購入したレジンの硬化剤がすでに黄色く劣化していて
透明に固まらなかった、というトラブルも増えていますから
信用のおけるショップで購入することをおススメします。


アメージングではメーカー公認で
小分けセットを販売しています。
使用感を試したい方や
アクセサリーなどの制作で少量しか使わない方に
「ムダなく使える」と喜ばれています。

(発送直前にボトル詰めします)



日本製 高品質エポキシレジン

小分けセット一覧
75g/150g/300g/450g/750g/900g/1200g


2液タイプのレジン液エポキシレジンカタログページへのリンクボタン


主剤と硬化剤は、それぞれ必要量を計量して混ぜ合わせますが
混ぜ合わせる混合比は商品によって違います。
計量はデジタルはかりを使用して、正確に計る必要があります。
計量カップの目盛での計量では誤差が生じて
硬化不良を起こしますから、必ずデジタルはかりで計量します。

エポキシレジンをデジタルはかりで計量している作業の画像


硬化時間は、固める量や形状、気温(室温)に左右されますが
1日から3日ほどで固まります。

気温(室温)が高いと硬化が速く進み、低いと遅くなります。
また、流し入れた形状が細い場合、薄い場合、極端に小さい場合は
化学反応が進みにくいので、硬化に数日かかることもあります。


元は液体ですから、着色も簡単ですし
混ぜ合わせた際にできる気泡も、そのまま置いておけば
液の表面に浮いてきて自然に消えます。

レジンをマーブル模様に着色したレジンアクセサリー
マーブル調に着色したレジンアクセサリー


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エポキシレジン着色サンプル

レジンを着色する着色剤
着色剤 ≫≫



「初心者でなにを揃えたらいいかわからない」
「2液タイプのエポキシレジンはうまくできるか不安・・・」
という方のための
エポキシレジンスターターズキット >>>

エポキシレジンの初心者用キット


エポキシレジンでの作品作りを解説するレジンマスターズテキスト レジン創作のすべてが知りたい方
販売する作品作りを学びたい方には
こちらがおススメ

レジンマスターズテキスト

オールインワンセット


エポキシレジン初心者用キットと型取り用のシリコンの初心者用キット画像

↓「立体成型」や「はめ込みタイプの時計」の作り方は
レジンマスターズテキストで詳しく解説しています。



シリコン型を取る原形の作り方がむずかしい、はめ込みタイプの時計

バラのスイーツクロック
レジンにバラのドライフラワーを固めて作った置時計作品の画像
作品ショップを見てみる≫≫



レジンをブルーに着色したビーチグラスをイメージした置時計"
シーグラスをイメージした時計


2液タイプのレジン液エポキシレジンの安全性についてご説明するためのタイトル画像

ネット上のブログやまとめ記事などで

「レジンは危険性があるから扱わない方がいい」

という記事を見かけることがあります。
そのためレジンでの創作をためらわれる方もいらっしゃいます。

実際のところはどうなのか?
現在主流の「UVレジン」と「エポキシレジン」についてご説明します。

結論から言いますと、正しく扱えばなんの問題もなく安全です。

(エポキシレジンの主成分の毒性に関しましては
このあとに記載しておきますので、ご参照くださいね)



「レジンアレルギー」という言葉をネット上で見かけますが
アレルゲンはさまざまありますから、結局は人それぞれの体質でしょう。

私は30年以上自宅でレジンで作品制作を行ってきて
私を含めて家族みな、なにかしらのアレルギー持ちですが
健康被害の出たことは一度もありません。
私の経験では、レジンアレルギーの方はほんのわずかです。


ちなみにメーカーに問い合わせますと
「絶対に安全です」とは言いません。
PL法対策のため当然のことながら
「危険性もありますので取扱いには十分にご注意ください」
と答えます。
それを「やっぱり危険性があるんだ!」と
書いている方がいらっしゃいましたが
それは見当違いです。



エポキシレジンの毒性

主剤の主成分はビスフェノールAですが
経口投与での毒性は以下のとおり。

◆急性毒性は食塩と同程度。
◆タバコの煙に含まれるニコチンの毒性の約60分の1。
◆ゴキブリ用殺虫剤の毒性の約3分の1。
◆ヒトの体内に吸収された場合、肝臓で代謝されて
速やかに尿中に排泄される。血中半減期は約6時間。
◆発がん性は認められない。
◆女性ホルモン様作用は、ヒトの女性ホルモンの1万分の1以下。
◆毎日50mg×体重(体重60kgのヒトの場合で3グラム)を
 飲まなければ慢性毒性はない。


※エポキシレジンを毎日飲む人はいません※


硬化剤の主成分は変性脂肪族ポリアミンで、若干においがします。
においがする、ということは成分の一部が揮発している
ということですので、作業中は換気されることをおススメします。

以前は有毒性の高い成分が使用されていましたが
労働安全衛生規則 第576条に基づいて
有毒性の低い現在の変性脂肪族ポリアミンに代替えされています。

長期間吸引による発がん性に関する報告
およびデータは見つかりませんでした。



主剤も硬化剤も、皮膚に触れますと人によりましては
炎症を起こす場合がありますので
ビニール手袋を着用して作業させることをおススメします。

主剤と硬化剤を混ぜ合わせた時に
有毒ガスが発生することはありません。


UVレジンの使用量は、エポキシレジンにくらべて
かなり少量ですから毒性はさらに低いでしょう。



「成分に有毒性がある」「危険性がある」と言いましても
それがすぐに人体に悪影響を及ぼすことにはなりません。
有毒なもの、危険なものは私たちの身の回りにたくさんあります。
洗剤や漂白剤、化粧品、マニキュアや除光液、園芸用の薬剤など
どのご家庭にでもこれらの有毒・有害なものがあると思いますが
正しく使用すれば安全であることを私たちは知っています。
レジンも同じことです。



レジン創作は40年以上も前から楽しまれています。
危険性をあおるネット上の間違った情報にまどわされないで
レジンでの創作をお楽しみくださいね。




人の肌との相性に関して

レジンにハイドランジアのドライフラワーを固めたアクセサリー作品の画像

「レジン製のアクセサリーを身につけて、かぶれませんか?」
というご質問をよくいただきますが
レジンとは合成樹脂のことで、私たちの身のまわりにあります
家電や台所用品、スマホカバーなどの
プラスチック製品、ビニール製品と同じ仲間です。

人はそれぞれ体質が違いますから
「絶対にかぶれない」 とは言えませんが
少なくとも私はレジンのアクセサリーで
かぶれたという話は聞いたことはありませんし
データシートにも「硬化したものに毒性はない」と記載されています。

アクセサリーなどをお作りになっても
大丈夫だと私は考えています。



alt="2液タイプのレジン液エポキシレジンの特性についてご説明するためのタイトル画像"

エポキシレジンの長所と短所

エポキシレジンの長所は、透明度が高く、立体的な造型ができ
また、着色することも簡単ですし、レジンの中にほかの素材を
閉じ込めることもできます。

硬化後はとても硬くなりますが、カットや切削、穴あけ、研磨などを
簡単な道具や工具ですることができますから
さまざまな作品の制作に使うことができます。

組織の組成がとても強固なので、高級感を感じる適度な重さと
手触りがとてもいいのが特徴です。



ツヤだし研磨で鏡面に仕上げたレジンアクセサリー
レジンを着色して研磨でツヤを出したレジンアクセサリー 研磨セットのカタログページへのリンクボタン



短所は、ひとつのかたまりとなる大きな物を成型しようとしますと
化学反応が急激に亢進して発熱して焦げてしまうこと。

立方体のような固まりとなるものでしたら
一度に150g~200g程度が限界ですから
大きな形のものを成型する場合は
何回かに分けて流し入れる必要があります。
ただし、分けて成型しますと、その境目が透明の筋となって
わかってしまいます。

ちなみに、仮に1キログラム程度のエポキシレジンを型に流し入れた場合
あっという間に発熱して、焦げて悪臭のある煙を発生させ
爆発的に破裂しますから、非常に危険です。

固まったあとも、約40℃程度の温度で
ビニールのようにやわらかくなりますから
置く場所や使用目的に制限があります。




UVレジンの長所と短所

UVレジンの長所は、数分で簡単に固められること。
色を付けることもできますし、小さいものでしたら
一緒に固めることができます。

エポキシレジンのように2液を混ぜ合わせる必要もなく
紫外線を照射するUVライトも、それほど高価なものではありません。


短所は、厚く固められないこと。
そのため立体的な造型ができません。

また、UVレジンの中にほかの素材を入れた場合
UVライトが当たらない部分が固まりにくいことがあります。
また、液に粘度があるので気泡が抜けにくく
封入物などについた気泡を取り除くのは非常に困難です。


ミール皿(セッティング台)でアクセサリーを作る場合
UVレジンは表面張力でレジン液を盛り上げて固めます。
エポキシレジンはシリコンモールドで作ります。

シリコンモールドを自作した画像

ホワイトの顔料で着色したエポキシレジンを流し入れている。
シリコンモールドにレジンを流し入れている作業画像


レジンに四つ葉のクローバーを固めたレジンアクセサリー



レジンに四つ葉のクローバーを固めたレジンアクセサリー


両面シリコンモールドでレジンを立体成型して
ちょっと高度な作品を作ることもできますよ。
レジンを両面シリコンモールドで立体成型して作ったバラのレジンアクセサリーの画像


型を取るためのシリコンのカタログページへのリンクボタン


シリコンモールドを作る初心者用キット
「シリコン型を自作したいけど、なにを揃えたらいいのかわからない」
そんな初心者さんのためのシリコン型取りスターターズキット≫≫




強度に関して

エポキシレジンは曲げようとしますと、折れてしまいます。
しかし引く力に対してはかなり強いです。
組織の結合力がとても強いので、「粘り強い」という印象です。


耐熱性に関して

エポキシレジンは熱には弱いです。
形状によって違いますが、40度程度に温めますとやわらかくなります。

やわらかくなるといいましても、溶けるわけではなく
ビニールや硬めのゴム程度のやわらかさです。
冷えるとまた元のとおりに硬くなります。
直径1センチの棒状の成型物でも
夏の締め切った室内ではやわらかくなってしまいます。

ただし、いったん変形してしまっても
熱を加えて元の形に戻すことができます。


劣化に関して

「エポキシレジンは紫外線によって黄色っぽく変色する」
と、ネットで見かけますが、原因は酸素による酸化ですので
UVカットの塗料などを吹き付けても効果はありません。

ただし、レジンの中に花や印刷物などを封入した場合は
色の褪色をある程度抑えることはできると思います。
が、そのUVカットの塗料自体が変色する可能性もあります

私は30年使ってきましたが
最近のエポキシレジンはあまり変色しなくなりました。
以前にくらべますとかなり品質が良くなっています。

また、成型時にほんの少し青の染料を混ぜて硬化させますと
黄色化がわかりにくくなります。
また染色してしまうとまず変色はわかりません。

しかし酸化するのは特にレジンに限ったことではなく
紙や布、木材、ビニール、プラスチックでも同じですから
レジンが素材として劣るわけではありません。

最近では、時を経て染まっていくセピア調の風合いを
「味わいが深まっていく」 と、お考えになる方も増えています。
レジン作品だってアンティーク扱いされていいと思いますよ。


 alt=
2005年作


いかがでしたか?
レジンの安全性や特性などについて
だいたいご理解いただけましたか?

レジンを使った作品作りについて
もっといろいろと知りたい方は
ぜひほかのページもご覧くださいね。

ブックマークをして、ゆっくりと楽しんで行ってくださいね!




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