「レジン (樹脂) に興味があるんだけれど、なにをそろえていいのか、どうやって作業をするのか、なにもわからない初心者なので・・・・」 という初心者さんは多いのでは? たしかにレジンはむずかしそうな感じしますよね。 でもこのコーナーをしっかり読んでいただければ大丈夫です。 私も最初は初心者でしたから。


レジンもシリコンも、その基本的な扱い方はとても簡単です。 でもどんな物作りでも同じように、ひとつひとつの作業工程にこまかいコツがあって、それが失敗の原因となることが多いのです。

まずはこのページで、レジンやシリコンがどんなものかをさくっと知ってください。 そのあとで←のメニューから 「特性」、「扱い方」 をご覧いただき、それから「Howto」 や 「Let’s make!」 をご覧くだきますとわかりやすいですよ。



「樹脂とかレジンとか、言葉はよく聞くけどいったいどんな物?」
実は樹脂もレジンも同じ物なのです。 樹脂、ここでは人が造った 「合成樹脂」 のことですが、樹脂を英語でレジン (Resin) と言うのです。 レ ン ジではありません、レ ジ ンです(笑)

「樹脂ってたくさん種類があるみたいだけど、どれを選べばいいの?」
それはあなたがどんな物を作りたいのかで決まります。
透明な物を作りたいなら 「エポキシ樹脂」 か 「UV樹脂」、透明じゃなくてもいいし、あとで色を塗りたいのなら 「ポリウレタン樹脂」 おおまかに分けるとこのどちらかです。 ポリウレタン樹脂はフィギアーの造形に使われている樹脂です。

透明な樹脂には、エポキシ樹脂と、UV樹脂があります。 エポキシ樹脂は2つの液体を混ぜ合わせることで固まる 「2液混合型」 で、UV樹脂は紫外線照射器に入れて、紫外線(UV)を当てることで固まる 「紫外線硬化型」 の樹脂です。

2つの樹脂を比べますと、透明度はほぼ同じですが、エポキシ樹脂の方がきれいです。 
エポキシ樹脂は硬化に24時間ほどかかりますが、UV樹脂は5分ほどで固まります。 作業もUV樹脂の方が簡単です。
しかし、UV樹脂は薄くしか固められませんので、立体的なデザインを作るには不向きです。

総合しますと、簡単にちょっとしたアクセサリーなどを透明な樹脂で作りたい人はUV樹脂を、立体的な造形や、きれいな色に着色したり、他の素材をいろいろと入れて固めたり、より高いレベルの作品づくりや、創意工夫をしたい人はエポキシ樹脂を選ぶといいですよ。

いろんな名前の透明樹脂が売られていますが、素材としてはエポキシ樹脂です。 ただしゃれた商品名をつけているだけです。 ただし、メーカーによって、また商品によって品質はピンキリで、値段=品質と考えていただいて結構です。

「エポキシ樹脂って液体なの? 固体なの?」
元の状態は液体です。

「固まるって、どのくらいの硬さなの?」
プラスチックみたいにカッチカチです。 そもそも 「プラスチック」 も合成樹脂=レジンです。

「どうやると固まるの?」
セットになっている2つの液体を計量して、混ぜ合わせると化学反応が起きて勝手に固まります。

「計量って?」
エポキシ樹脂なら 「主剤 2 :1 硬化剤」、ポリウレタン樹脂なら 「A液 1 :1 B液」 を取り分けて混ぜ合わせます。
UV樹脂は1液タイプなので、計量などは必要ありません。

エポキシ樹脂の場合
1日〜3日程度。
気温が高いと早く固まり、低いと硬化に時間がかかります。
固める量が多いと早く固まり、少ないと硬化に時間がかかります。

UV樹脂の場合
紫外線を照射した場合5分程度。 自然の太陽光の場合は1〜2日程度。(商品によって違います)

ポリウレタン樹脂の場合

5分〜10分程度。
(条件に関してはエポキシ樹脂と同様)

エポキシ樹脂の場合
○計量するデジタルはかり
 1グラム単位で計れる安い物でOK。
○混ぜ合わせるカップ

ゴムへら
○ティッシュペーパー。

UV樹脂の場合
○紫外線照射器。

ポリウレタン樹脂の場合
○計量するデジタルはかり。 (エポキシ樹脂と同様)
○混ぜ合わせるカップ。 紙コップでもOK。
○混ぜ合わせる棒。 割りばしでOK。
○ティッシュペーパー。

先ほども書きましたが、メーカーや商品によって品質は違います。
硬化時に小さな気泡が発生したり、流し入れた面が曇ったり、べたついたりするのは品質が悪いためです。 どのメーカーのどの商品とは言いませんが。

私が作品を販売する目的で20年以上使用してきた、当ショップエポキシ樹脂をおすすめしますよ。 なぜなら一番品質がいいから。 私はプロですから、お客様のために品質のいい材料しか使いません。




「シリコンって、名前はよく聞くけどいったいどんな物?」
簡単に言えばゴムみたいな物です。 お菓子の型にもありますよね? 使う用途が違うだけで同じ物です。
ただし、お菓子のシリコン型や、シリコン製の製氷器に使われているシリコンと、樹脂を成型するシリコンとは種類が違いますから、お菓子や製氷器のシリコン型でレジンを成型しますと、表面がくもったり、ざらざらになったり、物によってはくっついて取れなくなったりします。

樹脂成型用のシリコンで成形するのが基本です。

「シリコンにはいろいろな種類があるみたいだけど、どれを選べばいいの?」
シリコンは硬さによって使い分けるのですが、一般の方が趣味で使うのでしたら、硬さにはあまりこだわらなくてもだいじょうぶ。 基本的にはどれでもOKです。

ただ、固形の型取り材はおすすめできません。 そうした素材はおもちゃ程度のものですから、きれいに型を取ることができません。

「シリコンって液体なの? 固体なの?」
元の状態はハチミツのようにドロッとした液体です。(粘土状の物もありますが、きれいに型が取れません)

「固まると、どのくらいの硬さになるの?」
消しゴムくらいです。

「どうやると固まるの?」
セットになっているシリコンと硬化剤を混ぜ合わせると、化学反応が起きて勝手に固まります。
混ぜ合わせるシリコンと硬化剤の比率は、「シリコン 100 :1 硬化剤」 です。 ですから100グラムのシリコンに対して、1グラムの硬化剤で固まります。
シリコンと硬化剤の比率は多少誤差があっても固まりますから、あまり正確に計量する必要はありません。

4時間〜8時間程度。
気温が高いと早く固まり、低いと硬化に時間がかかります。

○計量するデジタルはかり。
 1グラム単位で計れる安い物でOK。
○混ぜ合わせるカップ。
○ゴムへら。
○ティッシュペーパー。

製造メーカーや商品によって品質や硬さが違います。
先ほども書きましたように、粘土状の型取り材は、おもちゃみたいなものですから、それで型を取っても樹脂をきれいに成型することはできません。 固めた樹脂の表面が曇ったり、形状がいびつになったりしますし、場合によっては固まった樹脂が取れなくなります。

私が作品を販売する目的で20年以上使用してきた、当ショップの信越化学社製のシリコンをおすすめしますよ。 シリコンの最大手メーカーですから、品質が良く安定しています。