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「シリコンって、名前はよく聞くけどいったいどんな物?」
簡単に言えばゴムみたいな物です。
ただし、お菓子のシリコン型や、シリコン製の製氷器と
レジンを成型するシリコンとは種類が違いますから
お菓子や製氷器のシリコン型でレジンを成型しますと
表面がくもったり、ざらざらになったり
物によってはくっついて取れなくなったりします。
レジン成型用のシリコンで成形するのが基本です。
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市販のシリコン型
左 お菓子用 右 レジン用
レジン成型用のシリコンで自作した型
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「いろいろな種類があるみたいだけど、どれを選べばいいの?」
シリコンは硬さによって使い分けるのですが
一般の方が趣味で使うのでしたら
硬さにはあまりこだわらなくてもだいじょうぶ。
私は信越化学社製のシリコンが一番使いやすいと思っていますので
30年近くずっと使っています。
ただ、ブ○ーミックスやおゆ○のような
型取り材はおすすめできません。
こうした素材はおもちゃ程度のものですから
きれいに型を取ることができません。 |
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「シリコンって液体なの? 固体なの?」
元の状態はハチミツのようにドロッとした液体です。
「固まると、どのくらいの硬さになるの?」
消しゴムくらいです。 |
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「どうやると固まるの?」
セットになっているシリコンと硬化剤を混ぜ合わせると
化学反応が起きて勝手に固まります。
混ぜ合わせるシリコンと硬化剤の比率は
「シリコン 100 :1 硬化剤」 です。
ですから100グラムのシリコンに対して
1グラムの硬化剤で固まります。
シリコンと硬化剤の比率は多少誤差があっても固まりますから
あまり正確に計量する必要はありません。
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4時間~8時間程度。
気温が高いと早く固まり、低いと硬化に時間がかかります。 |
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○計量するデジタルはかり。
1グラム単位で計れる安い物でOK。
○混ぜ合わせるカップ。
○ゴムへら。
○ティッシュペーパー。
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製造メーカーや商品によって品質や硬さが違います。
先ほども書きましたように、おもちゃみたいなものは
それで型を取ってもレジンをきれいに成型することはできません。
固めたレジンの表面が曇ったり、形状がいびつになったりしますし
場合によっては固まったレジンが取れなくなります。
信越化学社製はシリコンの最大手メーカーですから
品質が良く安定しています。
やわらかいKE12と、ちょっと硬めのKE17があります。
初心者さんにはKE17方が流し入れやすいのでおススメです。
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