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2016年11月9日加筆

 1  ポリウレタンレジンの加工方法について
 2  エポキシレジンの加工方法について
    エポキシレジンの裏技的使い方


これまでレジンの成型について基本的なことはご説明しましたので、今回は成型時における細かい注意点をまじえて、硬化後の加工方法についてご案内します。
( ここではポリウレタンレジンは平泉洋行の 「ハイキャスト」 、エポキシレジンは(株)ITWパフォーマンスポリマーズ&フルイズジャパンの 「エポキシレジン」 を使用した場合の説明になっています )


1. ポリウレタンレジンの加工方法について

ポリウレタンレジンは硬化するときに熱を発生します、あるいは熱によって硬化するのか、化学的なことは私にはわかりませんが、作業する場所の気温や室温の寒暖によって、硬化時間が極端に違います。 つまり夏は速く、冬は遅く硬化します。


では夏のほうが作業するのに向いているかというと、一概にそうとも言えません。

主剤と硬化剤を混ぜ合わせて型に流し入れている途中で、硬化が始まってしまうことがあるので、作業を素早く行う必要があり、失敗によるロスが多くなりやすいのです。 慣れている私でも夏はロスが多くなります。
ただ小さい物や少しだけ成型するには、速く固まる方が作業ははかどりますよね。


もちろん冷暖房である程度調節することができますが、やはり春と秋が一番作業に向いているといえるでしょうね。ほんの少しの温度の違いでも、驚くほど硬化時間に差が出ます。
(主剤や硬化剤を直接温めたり冷やしたりしないで下さい)

レジンを流し入れるときに一番注意しなくてはいけないことは、型の表面に気泡をつけないことです。
気泡のあるなしで仕上がりに大きな違いがあらわれます。



型に気泡がついてしまったときは、爪楊枝や竹串で取りのぞきます。

ピンや針では細すぎてうまく取りのぞくことができませんし、型をいためるおそれがあります。
レジンを流し入れる前にあらかじめ用意しておくといいでしょう。





気泡がついたまま硬化すると、そこが穴になってしまいます。

もし気泡の穴があいてしまったらレジンで埋めて修復します。あとで着色するのでしたら、パテを使って穴を埋めてもいいでしょう。


硬化したレジン成型品を取り出すときに、矢印の部分で手など切ることがありますので、十分に気を付けてください。

また大きな物を成型した場合硬化時にかなり熱を発し、成型品も熱くなっていることがありますので、やけどにご注意ください。



上の図の矢印の部分はカッターナイフやヤスリなどで切り取ります。その際もけがをされないように。
カッターナイフの刃は新しい物をお使い下さい。 切れない刃で無理に切ろうとすると、すべったりして危険です。



また図のようにあふれたレジンがバリになることもありますから、これも切り取ります。カッターナイフで切りにくいときは、ハサミで切り取るといいでしょう。





カット面をサンドペーパー(紙ヤスリ)やスポンジヤスリでなめらかにします。

ポリウレタンレジンは比較的やわらかいのであまり粗い目のヤスリを使うと深く傷がついてしまいます。 最初に400〜600番くらいのものでおおまかに削り、さらに目の細かいヤスリで、きれいに仕上げていきます。
金属用のサンドペーパーを使うと、研磨した面が灰色に汚れてしますのでご注意下さい。 あとで着色する場合は大丈夫ですよ。

アクセサリーやキーホルダーなどをお作りになる場合、金具を取り付けたりしますが、そうした時はドリルやルーター、ピンバイスで穴をあけます。 ドリルなどをお持ちでない方はキリをお使いください。
先程も書きましたが、ポリウレタンレジンはやわらかいですから、キリや手動のドリルでも穴をあけることができます。
また彫刻刀やカッターナイフで名前などを彫り付けることもできます。

研磨などの加工が終わったら、表面を食器用洗剤などでよく洗います。
あとで色を塗る場合は、ナイロンタワシなどでよく表面をこすって、少しキズをつけるくらいにしたほうが、塗料が塗りやすく乾燥後も色が落ちにくくなります。細かい細工部分はブラシ(歯ブラシでOK)でよく洗います。

成型品同士やアクセサリーパーツなどを接着するときは、接着面をサンドペーパーで少し削り、両面に接着剤を薄く塗って貼り付けます。
カッターナイフなどでキズをつけると、さらに強く接着することができます。 接着剤はプラスチックや、金属用の強力なものをお使い下さい。



2. エポキシレジンの加工方法について

基本的な作業方法や注意点は、ポリウレタンレジンと変わりませんが、エポキシレジンは硬化時間が長いのであわてることはありません。

ただ多少粘度があり、気泡を巻き込みやすいので、少しずつゆっくりと流し入れるようにします。 気泡がついたときは先程と同様にして取りのぞきます。
細かい部分の多い型は特に気泡がつきやすいので、まず爪楊枝などで細工部分にレジンを入れてから全体に流し入れると、きれいな成型品を作ることができます。 (硬化した成型品を取り出すときに、手を切らないようにご注意ください)


硬化したエポキシレジンはポリウレタンレジンより硬く、カッターナイフでバリなどを切るのは少しむずかしくて、手などを切るおそれがあります。
エポキシレジンは温めるとやわらかくなる性質がありますので、ドライヤーやヒーターなどで温めてやわらかくしてから、カッターナイフやハサミで切り取ります。 冷めて硬くなったらまた温め、冷めたら温めを繰り返して少しずつ切っていきます。

レジンの性質と温度の関係がわかるようになると、自由自在にカットできるようになりますよ。



注意! 
温めすぎるとボロボロと削れたり裂けたりしてうまく切ることができません。

カット面をサンドペーパーやスポンジヤスリで研磨するときは、成型品が硬いほうがきれいに仕上げることができますから、温めずにそのまま削ります。 水をかけながら、あるいは水の中で削りますと、摩擦熱で表面がやわらかくなりにくく、また、削ったカスなどでキズがつきにくくなり、きれいに仕上げることができます。

エポキシレジンはとても硬いですから、カットや穴あけなどする際はあわてず時間をかけて、少しずつ作業するようにして、けがのない様に十分にご注意ください。 あわてると私のようにカッターナイフを足に突き刺したり、ドリルで指に穴をあけるなど危険な目にあいますから、みなさんは十分に気を付けてくださいね。
また、エポキシレジンの成型品は必ず
で洗ってください。 お湯で洗うと成型品の上部 (型にふれていない部分) が白く濁ることがありますのでご注意ください。

接着の仕方はポリウレタンレジンと同様です。


加工がむずかしいエポキシレジンの切削や研磨をしやすくする 「切削・研磨セット」 も販売しています。 表面のツヤだしもきれいにできますよ!




ここでちょっと裏技を紹介しましょう。

エポキシレジンを接着剤代わりに使うと、非常に強力に接着することができます。 硬化に時間がかかりますから、完全に接着するまで2〜3日かかりますが、接着したものを完全に一体にすることができます。 私の作品はこの方法で接着してありますから、とても丈夫です。


また型に流し入れたエポキシレジンが残ったら、計量カップの口をラップして、輪ゴムで止めて冷凍庫にしまっておくと、成型品を取り出したあとで接着剤として使うことができます。 こうしてとっておくと、接着用にあらためてレジンを計量する必要がないので、とても便利です。 ただし、他社製のエポキシレジンは冷凍保存ができません。 固まってしまいます。

冷凍庫から出したときカチカチに凍っていますが、しばらく置いておきますと、室温でやわらかくなってきます。 さらにドライヤーなどで温めるますと、徐々に元に近い状態に戻りますから、やわらかく液状になったレジンを使って、接着や穴埋めなどをします。(完全に元の状態には戻りません。少しドロッとしています) 
ただし、レジンは冷凍状態でも徐々に硬化していきますから、あまり長い間冷凍庫に入れておくと硬化が進んでしまい、温めても元の状態に戻らなくなりますから、だいたい1週間を目安に使い切るようにしてください。

接着だけでなく、2層、3層に重ねて同じ色に成型したい時にも、こうして冷凍しておきますと便利ですよ。 各階層を別々に染色しますと、色ムラができたりしますからね。

この裏技は覚えておかれるといいですよ。 ただしメーカーによりましては、冷凍保存できないものもあります。
(ポリウレタンレジンではできませんのでご注意ください)                (How to 10に戻る)